MiTo / Polo 試乗

欧州のトレンドである小排気量ターボエンジンと,デュアルクラッチがどんなものか知りたくて,先週はMito,今日はPoloに試乗してきた.

Poloを先に乗るといきなり基準が上がってしまうので,まずはMiToから.
以前乗ったのは,マルチエアになる前の1.4ターボ6速マニュアル.
エンジンの違いを感じる前に,今時のツインクラッチのスムースさと,アイドリングストップ機能に驚いた.
ホントにイタリアのクルマですか??
セレやデュアロジックは,どうにも馴染むことができなかったのだけれど,コレはすごいや.びっくり.
スタイルや内装も自分の好み.内装は質感が上がったかな?サイズやフロントウィンドの傾斜がAlfettaと同じなので,違和感なく運転ができた.
いやぁ,楽しい.

そしてPolo.
MiToと比べると,トランスミッションはとても洗練されていた.
エンジンはかなり低回転からトルクがピークを発生しているらしく,1.2Lとは思えないぐらい速い.
試乗コースレベルでは,あまりMiToとパワーの差を感じなかった.
ステアリングも軽快で,そして若干違和感のあったMiToよりも自然なフィールだった.
スタイリングは適度にエッジが立っていて,見切りがいい.
内装は普通.安い素材を使わせたらイタリアやフランスの方が上手かな.

2台乗ってみて,まず2ペダルMTの完成度がとても上がったことに驚いた.
トルコンいらないや.当たり前だけれどCVTのようなアクセルペダルを踏み込んだ時の滑ってる感も皆無.
MiToで意外だったのは,TCTとアイドリングストップ機構の出来の良さ.
ぎくしゃくして走る楽しみを興ざめさせるのでは?と思ったけれど,とても自然で驚いた.
Poloで意外だったのは,ドライブが楽しいこと.軽快感があってワインディングに行っても楽しいだろうな.

さて,どっちを買いますか?*1と聞かれたらMiToかな.
理由はAlfa Romeoだから.差が洗練度に留まったからな.
人に勧めるなら間違いなくPolo.すごいよこのクルマ.

*1:いや,買えませんが